さっきのマナローラからは電車で5分の距離。
駅を出るとすぐに分かれ道。
左は下り坂、右は上り坂。
ほかの観光客はほとんど下り坂へ。そしてちらほら上り坂に行く人たち。
「どっちだ?」
「あの丘の上に見える町なんやで、のぼりやら?やっぱ。」
「みんな心理的に下り坂行くけど、実は上り坂が近道ってオチやて。」
ということで上り坂を選んで上がって行く。
| どんどん人影がなくなっていき、私たちを追い抜いて行くのは、重装備のトレッキング組ばかり。。正午で日陰も全然ない〜。 |
無情にもときどき地元人らしき車が通り過ぎて行く。
これは車が上がって行く山道だー!
途中、さっきの下り坂の先に、歩行者用の絶壁を上がって果てしなく続く階段を発見。
気づいた頃には、時既に遅し、山道をぐるぐる、ぞーりでひたすら炎天下を町に向かって進む意外方法はない。
30分近く二人とも無言で歩き、ふ〜、やっと丘の上にあるコルニーリアに着いた。
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| 町に着く前に疲れちまったぜ。 |
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| 時々ちらっと見える景色に、ここがすごい高いところにあると気がつく。 |
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| どうやらあの先がこの町の外れのようだ。 |
| これか〜、ひたすら上りの終着点は! |
| チンクエテッレの海岸沿い。 |
| 暑くて疲れて無言です。 |
| 絶壁の下をのぞくと、だれかさんの家のベランダ。 |
| どうやら唯一の遊ぶ空間。白い壁にバスケのゴールが描いてあった。そうだよな、これだけ絶壁に寄り添って家がひしめき合っとると、子供の遊ぶ空間ってないな、と初めて気がつく。 |
| ほら〜、コーヒータイム。忘れてない。 |
さ〜、コーヒーも飲んだし、そろそろ帰るか〜、と何気なく横を見ると、
「むむ、なんかうまそうな雰囲気。」
なかでこれまたおいしそうなものにはうるさそうなおじさんが「今日のメニュー」を書いている。
ここはうまいぞ、と直感し、シモーネと「どうする?」「ここで食べんかったら一生後悔するね」と、10分ほどの協議の結果、もちろんランチすることにする。
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| この雰囲気、この狭さ、このおじさん、うまくないはずがない! |
| ふむふむ、興奮しすぎて、どこから読んでいいか焦る。 |
| 最初に頼んだ前菜のサラミとチーズ。右上のはリグーリア地方料理の野菜のタルト。ほうれん草とジャガイモ。 |
そして、各席にしいてあるプリントされた紙。ふむふむ、なになに?と時間つぶしに読んでみると。
内容は、
「魚料理のパスタにはパルメザンチーズはかけるべからず。」
「この地方名物のバジルのペストソースは伝統料理なので塩こしょうなどを頼まないこと。」
「料理は一皿ずつ食べるものであり、何種類も同時に食べるべからず。」(これ、日本人に向かって言っとるね。)
「食後の飲み物はエスプレッソコーヒーか、グラッパが最良であり、カプチーノ(牛乳入りコーヒー)、もしくはそれに類似した飲み物は一切出しません。」(ああ、イギリス人ね。)
「Enjoy your meal!」
....Thanks.....
そうです、イタリア人にとって、食事は神聖なもの。
塩やこしょうを後からかけたり、 ケチャップなんであるわけもなく、とにかく出されたものはそのまま食べるのが作った人への尊敬の現れであって、それをまんまとずたずたにしていく外国人観光客に耐えきれなくなったであろう店の(あの)おじさんがきっと制作したこの御法度。
歓迎されてんだかされてないんだか。
そこの人、これにしょうゆをちょこーっと垂らすともっとおいしいのよね。なんて言ったらここから追い出されますよ。
リグーリア地方に来たからには、やっぱこれを試しとかんと!
ペストジェノベーゼ。
バジルのペストのフレッシュパスタ。
| おお〜、さすがに本場のは緑ぃね。 |
| こちらもバジルですが、パスタのかわりにこの地方特有のそば粉を平たく焼いてちぎったようなもの。 |
単純においしかったです。
さ〜、お腹もいっぱいになったし、帰るか。
と駅に向かって行く。
今度はさっき見えた階段で下って行こう。
| すぐ横に広がる段々畑の風景。あの真ん中にのびる山道を行きは上ってきた。 |
チンクエテッレに来たなあ、という景色。
うわ〜、これが階段??これ上るより、山道上がってきてよかったわ。
そして下に見える線路の脇に駅がある。
| 電車が着いて、一斉に観光客がやってきた。私たち以外はみんな上って行く。「まだまだ先は長いよ〜」と意地悪言ってみる。 |
| ユリアも楽しんだよね。 |
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| 「さ〜、帰って昼寝すっか!」たくさん歩いて疲れたて。 |
| ここに来たこと、いつか思い出すのかしら? |






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