Friday, 19 October 2012

チンクエテッレ名物

お待たせしました。チンクエテッレのうまいもん。
イタリアに来たら食べ物の話題抜きには語れない。ヨーロッパ生粋の発展途上国でも、それに目をつぶって懲りずに来る理由。

そしてイタリアほど、地方料理のバラエティがすごい国って、ほかにあるだろうか?

ここリグーリア地方の一番の有名なものは「マナローラ 編」でも紹介した、ペスト ジェノベーゼ、バジルのペーストのパスタ。
そして、それと一緒に出てくる、生パスタ。

ここモンテロッソも例に漏れず、ご当地生パスタのお店はある。

このいつまでたっても古くさい看板、こうゆうところ、信用できる。

パスタの形も地方によって千差万別。
パスタソースが変われば、パスタの形も変わる。
この地方で一番有名なのは、トロフィエという「こより」のようなねじったパスタ。下の写真の奥にある細かいパスタ。これをペストジェノベーゼと食べるのが一般的。
そして、ラビオリというチーズや肉、プロシュットなどが詰まった三角、または四角のパスタ。

全部この店の手作り。昼時に合わせてほとんど売り切れてしまう。
量り売りしてもらう。ちょっとそこの人、えらい態度がでかくないですか?

そして、途中たまたま見かけた看板に、「Pasticceria Laura(ラウラの菓子屋という感じ)」とあり、開いているドアから見えるのは、どうやらラウラさんらしきおばちゃんが、手作業で大きなタルト生地をのばしている。
また「うまいもんレーダー」のアンテナがビビビッと反応し、即効で「今晩のデザートにこれください!」

その名も「トルタ モンテロッソ」モンテロッソの地元タルト。レモン風味のカスタードに松の実が散らしてある。この地方では松の実はいろんな料理に使われる。
そして、やっぱ地元の酒はどこへ行ってもうまいもの。
これは シャッケトラ Sciacchetora'という、チンクエテッレ名物の食後酒。
ポートワインのような甘いもの。でもこれ、後味が甘すぎず、「、、、う〜ん!うまい〜!」とついついおかわりしたくなるすっきり、でもコクがある。うまいねえ!

イタリアではデザートワインは甘いものと一緒にいただきます。


いつも思うけど、うまいうまいと言っておきながら、食べ物の写真が全然ない私。
原因はおいしいものがテーブルに出てくると、興奮して写真どころではなくなってしまうから。皿が空っぽになってからいつも写真撮るの忘れた、ってきがつく。

あ〜、今回もいいもの発見した。
イタリアって、これだからまた来たいって思うのよね〜。

Thursday, 18 October 2012

チンクエテッレ ヴェルナッツァ

今日はチンクエテッレの村のうちの一つ、ヴェルナッツァVernazzaへ行く。

電車ですよ。うしろのガラの悪い人、この人の父。

このヴェルナッツァの駅、トンネルの中にある。
実は初日、この村で下車するつもりでいたのに、トンネルの中で停止した電車で、駅と気がつかず乗り過ごした。ロンドンでは地下鉄がトンネルの中で意味もなく(ほんとはあるけど)5分も10分も停まって立ち往生、ってことは朝飯前なので、その感覚でいた。
「ヴェルナッツァ、停まんなかったよねえ?どーゆーこと?」
「ってか、あのトンネルの停車がもしかしてそうやった?」

ということで、今回はスタンバイしてちゃんと降りる。

ほほお、トンネルの中のプラットフォームか。

トンネルを出ると、ヴェルナッツァの村がある。


あ〜、、あそこにうまそうな店がある。。。

ここはほかの村とちがって、入り江にできた村。

駅から200メートルもないくらいの一本道を下ると、この入り江にたどり着き、ここが村で一番ひらけている場所。

どうもここには無難なカフェがないなあ。

チンクエテッレのなかで一番小さいかもね。

めぼしいカフェがないなあ、とうろうろしていると、お!このジェラート屋、いい感じ?

こうゆうところ見つけると、シモーネは行動が早い。
ん、いい感じじゃないですか?

ちなみに、私たちのジェラート選びの基準は、あからさまな着色料がないこと、甘すぎず素材が良質であること。それにはピスタチオ味の色をチェック。嘘みたいな鮮やかな緑だともうアウト。

そして試すのはやっぱりベーシックで質が出やすいバニラで。
でもここのは、今まで見たことない「シナモン」がありそれに飛びつく。
あとチョコレートもかなりダークではずせない〜!ということで今回はバニラはパス。


お味は?「ブオーノ!!マンマミーア!」だからイタリア人は大げさなんです。でもほんとにヒット。

山育ちの私は、こうゆう船が生活の一部にあるって不思議。

そうよねえ、ちょっとつきあうのに飽きた?

こうゆうおばちゃんたちの井戸端会議ってなんともいいわねえ。

ことろで、これ、なんだろう?
そこら中で見るぞ?とはてな?と考える。


だれかに聞いたわけではないけど、私の想像では、この地方では海抜が低く、どうやら洪水、土砂がすごい頻繁にあるらしく、特に去年は大惨事で特にモンテロッソ、ヴェルナッツァは店がまるきり埋まってしまうほどの土砂崩れと洪水だったらしい。町じゅうにその災害の写真がたくさんあったのを思い出す。
ということで、これはきっと洪水になったとき、冠水するのを防ぐ生活の知恵、とでもいうか、この地方特有の防災システムなんだろう、という結論に至る。

後日、ネットで検索してみると、ほんとにすごいことになっていたらしい。http://www.rebuildmonterosso.com/p/what-happened.html
知らなければ全然気がつかないほど、町は復興していて、この災害のひどさにびっくり。

Wednesday, 17 October 2012

休刊日その2

海のあるところに休暇に来たら、やっぱりだら〜、っとするのが最大目的。
昼寝もたくさんしたし、てきとーに海に行ってアウレリオとじじばばでも見てくるか。

てきとー具合が伝わりますか。
 
いたいた、アウレリオ。
ジジババ独占を邪魔されて、私たちを追い返そうとする。

去年のサルデーニャに続き、今年も海には入る気ゼロ。
しかめっ面で海岸線をにらむ。



ばーちゃんの説得もむなしく、脇にある水路に行きたがる。

波がなくおだやかなここが好き。

じゃー、代わりにユリアと遊ぼ、のシモーネ。

アラブ風ユリア

うわーい、初めての海!

しかめっ面の原因はまぶしいからか。

やっと機嫌をなおして水に石を投げる遊びを発見。これでご機嫌。


これ見て、貝がらだよ。


ユリアはじーちゃんとひなたぼっこ。

さて、アウレリオにやっぱり追い出されたし、コーヒーでもしに行くか。

モンテロッソ中心地。

ちょっと裏道も探索 

ここのカプチーノとパン オ ショコラが一番おいしいという結論に達する。これ以来、毎朝夕、ここに入り浸ることになった。

休刊日

今日は町探索は休憩で、だらっと過ごす。




今回の休暇で一番の傑作写真
これまでシモーネとユリアはゆっくり二人で過ごす時間がほとんどなかった。
この休暇で、「やっとユリアが自分の娘だと実感。」だそうです。
それにしても似てないねえ。

Monday, 15 October 2012

チンクエテッレ コルニーリア

今度はお隣コルニーリアへやってきた。
さっきのマナローラからは電車で5分の距離。


駅を出るとすぐに分かれ道。
左は下り坂、右は上り坂。
ほかの観光客はほとんど下り坂へ。そしてちらほら上り坂に行く人たち。
「どっちだ?」
「あの丘の上に見える町なんやで、のぼりやら?やっぱ。」
「みんな心理的に下り坂行くけど、実は上り坂が近道ってオチやて。」

ということで上り坂を選んで上がって行く。

どんどん人影がなくなっていき、私たちを追い抜いて行くのは、重装備のトレッキング組ばかり。。正午で日陰も全然ない〜。
嫌な予感とは当たるもの。
無情にもときどき地元人らしき車が通り過ぎて行く。
これは車が上がって行く山道だー!
途中、さっきの下り坂の先に、歩行者用の絶壁を上がって果てしなく続く階段を発見。
気づいた頃には、時既に遅し、山道をぐるぐる、ぞーりでひたすら炎天下を町に向かって進む意外方法はない。

30分近く二人とも無言で歩き、ふ〜、やっと丘の上にあるコルニーリアに着いた。

町に着く前に疲れちまったぜ。
時々ちらっと見える景色に、ここがすごい高いところにあると気がつく。
どうやらあの先がこの町の外れのようだ。

これか〜、ひたすら上りの終着点は!

チンクエテッレの海岸沿い。

暑くて疲れて無言です。

絶壁の下をのぞくと、だれかさんの家のベランダ。

どうやら唯一の遊ぶ空間。白い壁にバスケのゴールが描いてあった。そうだよな、これだけ絶壁に寄り添って家がひしめき合っとると、子供の遊ぶ空間ってないな、と初めて気がつく。

ほら〜、コーヒータイム。忘れてない。

さ〜、コーヒーも飲んだし、そろそろ帰るか〜、と何気なく横を見ると、
「むむ、なんかうまそうな雰囲気。」
なかでこれまたおいしそうなものにはうるさそうなおじさんが「今日のメニュー」を書いている。
ここはうまいぞ、と直感し、シモーネと「どうする?」「ここで食べんかったら一生後悔するね」と、10分ほどの協議の結果、もちろんランチすることにする。

この雰囲気、この狭さ、このおじさん、うまくないはずがない!

ふむふむ、興奮しすぎて、どこから読んでいいか焦る。

最初に頼んだ前菜のサラミとチーズ。右上のはリグーリア地方料理の野菜のタルト。ほうれん草とジャガイモ。

そして、各席にしいてあるプリントされた紙。ふむふむ、なになに?と時間つぶしに読んでみると。


内容は、
「魚料理のパスタにはパルメザンチーズはかけるべからず。」
「この地方名物のバジルのペストソースは伝統料理なので塩こしょうなどを頼まないこと。」
「料理は一皿ずつ食べるものであり、何種類も同時に食べるべからず。」(これ、日本人に向かって言っとるね。)
「食後の飲み物はエスプレッソコーヒーか、グラッパが最良であり、カプチーノ(牛乳入りコーヒー)、もしくはそれに類似した飲み物は一切出しません。」(ああ、イギリス人ね。)
「Enjoy your meal!」

....Thanks.....

そうです、イタリア人にとって、食事は神聖なもの。
塩やこしょうを後からかけたり、 ケチャップなんであるわけもなく、とにかく出されたものはそのまま食べるのが作った人への尊敬の現れであって、それをまんまとずたずたにしていく外国人観光客に耐えきれなくなったであろう店の(あの)おじさんがきっと制作したこの御法度。
歓迎されてんだかされてないんだか。

そこの人、これにしょうゆをちょこーっと垂らすともっとおいしいのよね。なんて言ったらここから追い出されますよ。

リグーリア地方に来たからには、やっぱこれを試しとかんと!
ペストジェノベーゼ。
バジルのペストのフレッシュパスタ。

おお〜、さすがに本場のは緑ぃね。
こちらもバジルですが、パスタのかわりにこの地方特有のそば粉を平たく焼いてちぎったようなもの。

単純においしかったです。

さ〜、お腹もいっぱいになったし、帰るか。
と駅に向かって行く。
今度はさっき見えた階段で下って行こう。

すぐ横に広がる段々畑の風景。あの真ん中にのびる山道を行きは上ってきた。

チンクエテッレに来たなあ、という景色。
うわ〜、これが階段??これ上るより、山道上がってきてよかったわ。
そして下に見える線路の脇に駅がある。


電車が着いて、一斉に観光客がやってきた。私たち以外はみんな上って行く。「まだまだ先は長いよ〜」と意地悪言ってみる。

ユリアも楽しんだよね。
「さ〜、帰って昼寝すっか!」たくさん歩いて疲れたて。

ここに来たこと、いつか思い出すのかしら?